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薬学部の神谷浩平先生がグランフロント大阪でワークショップを実施しました

社会連携グループ

実験の説明をする神谷先生と梅本さん

実験の説明をする神谷先生と梅本さん

実験器具の説明をする足立さん

実験器具の説明をする足立さん

試験官に試薬を入れる安宅さん

試験官に試薬を入れる安宅さん

反応液の説明をする山根さん

反応液の説明をする山根さん

グランフロント大阪北館のナレッジキャピタルで2月18日、薬学部の神谷浩平先生がワークショップ「きみも科学者 痛みが消えてスッとする?!」を実施しました。

参加したのは小学生とその保護者10組の親子。神谷先生が講師を、薬学部5年次生の安宅京芳さん、足立冴美さん、4年次生の梅本知輝さん、山根悠さん、山本彩夢さんが学生スタッフを務めました。

ワークショップでは、最初に肩こりや筋肉痛のときによく使われる湿布薬の主成分として含まれている消炎鎮痛作用の本体である「サリチル酸メチル」の歴史について説明。紀元前400年頃、医学の父と呼ばれていたヒポクラテスがヤナギ(柳)の樹皮を解熱や鎮痛を目的に用いていたと言われています。日本でも柳で作った楊枝を使うと歯がうずかないという言い伝えがあることからも、ヤナギに鎮痛効果があったと推測されており、1830年代にこのヤナギから有効成分が単離されたもののひとつがサリチル酸です。このサリチル酸には鎮痛作用はありますが胃腸障害をもたらすため医薬品とはならず、そこからサリチル酸を原料として様々な医薬品が生まれました。胃にやさしい解熱鎮痛剤である「アスピリン」や、今回実験してもらう、消炎鎮痛剤である「サリチル酸メチル」も開発されたと、多くの科学者たちが実験を繰り返し、様々な発見と共にくすりが開発されてきたことを話しました。

次に、実際に「サリチル酸メチル」をつくる実験を行いました。
最初に、使用する器具の説明を行い、サリチル酸を薬包紙の上に載せて1.5グラムになるように量ります。次に、サリチル酸とメタノールを、ロートを使って試験管に入れます。学生スタッフが手伝いながら、ピペットを使って試験管に濃硫酸をゆっくりと入れます。その試験官に空冷管で栓をし、電気水浴で60度に沸かしたお湯につけゆっくりと振り混ぜます。試験管の中の変化を観察し、反応液をビーカーにゆっくりと注ぎ、液を中和させるために、炭酸水素ナトリウムをスパーテルですくいゆっくりと入れながらガラス棒で混ぜます。出来上がった液体のPH値を測定するために、リトマス紙に液を垂らし、色の変化を観察します。最後に、反応したサリチル酸メチルをミクロススパーテルですくい取って小瓶に詰めて完成です。
白衣を着用し、安全メガネを装着した子供たちは、小さな科学者として真剣なまなざしで説明を聞き、初めて触る実験器具の説明を学生達から受け緊張しながらも楽しく実験を進めました。普段することのできない体験に、「楽しかった!」「もっとやりたい!」との声が上がっていました。

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