1. 神戸学院大学
  2. 東日本大震災等の被災地支援活動
  3. 学生ボランティア派遣・ボランティア関連行事報告書
  4. 8月29日〜9月2日 学生ボランティア派遣 報告書

8月29日〜9月2日 学生ボランティア派遣 報告書

標記の件、下記のとおり報告いたします。

プログラム名
宮城県災害支援学生ボランティアバス(大学主催)
日程
2011年8月29日(月)〜9月2日(金) 4泊5日(2泊は車中泊)

行程・内容

8月29日(月)(全員神戸学院大学有瀬キャンパス(KAC)に集合)

15:00
151K教室集合、事前研修会  (4大学連携バスも合同で実施)
16:30
14号館と15号館の間にバス到着、備品等積み込み
16:45
KAC 出発 バスにて宮城県へ。途中SAにて2、3時間おきに休憩
―バス車中泊―

8月30日(火)(朝食をとるサービスエリアにて、名取斑と石巻斑に分かれて乗車)

第1斑 =学生15名(兵庫医療大学生含む)、引率者2名 【1号車】

9:00
名取市仮設住宅(箱塚屋敷:165世帯、430人、倉田字箱塚屋敷)で活動開始
  • 木工プロジェクト及び茶話会のチラシまき
12:00
昼食休憩(グループごとに、学生リーダーの指示に従う)
  • 木工プロジェクト(共用ベンチ制作、収納棚試作品作成 他)
    ※現地で指導者を招聘

(別の団体が、お寿司、コロッケ等のおもてなしをされる)
16:00
活動終了、宿泊施設に向かう
(途中、30分程度、沿岸部を視察=閖上地区)
18:00
松島町フットボールセンター(宮城県宮城郡松島町手樽字大蓬沢13-1)

第2斑 =学生3名×3グループ、引率者2名 【2号車】

8:30
石巻市役所・仮設住宅運営管理室(宮城県石巻市穀町14-1、4階)
  • 仮設住宅集会所の鍵を預かる
10:00
石巻市の仮設住宅(南境団地:250戸)で活動
  • 第2、第4、第5集会所で3斑に分かれて活動
  • 茶話会、綿菓子 他
12:00
昼食休憩(グループごとに、引率者の指示に従う)
15:30
活動終了
16:00
石巻市役所(鍵を返す)、宿泊所へ向かう
(途中、30分程度、沿岸部を視察=石巻港〜門脇〜湊地区)
17:30
松島町フットボールセンター(宮城県宮城郡松島町手樽字大蓬沢13-1)
―就寝前に活動のふりかえり―

8月31日(水)

7:30
宿泊施設出発(大型バス2台) 【1・2号車】
9:30
名取市仮設住宅(箱塚屋敷:165世帯、430人、倉田字箱塚屋敷)で活動開始
  • 木工プロジェクト(共用ベンチ制作、収納棚試作品作成 他)
  • 足湯
    ※現地で指導者を招聘

(西本願寺が、お茶会をされる)
12:00
昼食休憩
16:00
活動終了、宿泊施設に向かう
(途中、30分程度、沿岸部を視察=閖上地区にて当地区被災者から被災時の生の声を聞く)
17:30
松島町フットボールセンター(宮城県宮城郡松島町手樽字大蓬沢13-1)

工学院大学ロボットプロジェクトへの参加斑=昼から別行動(バス1台) 【2号車】
=学生4名、引率者1名 + 工学院大学生5名・引率者2名 + 東北福祉大学生4名・引率者2名と実施=

12:00
名取市駅へ工学院大学生を迎えにいく
13:00
名取市美田園仮設住宅で活動開始
  • 工学院ロボットプロジェクト
16:00
開始
18:00
活動終了
19:30
松島町フットボールセンター(宮城県宮城郡松島町手樽字大蓬沢13-1)
―就寝前に活動のふりかえり―

9月1日(木)

7:30
宿泊施設出発(大型バス) 【1・2号車】
9:30
名取市仮設住宅(箱塚屋敷:165世帯、430人、倉田字箱塚屋敷)で活動開始
  • 木工プロジェクト(共用ベンチ設置、収納棚試作品作成、表札試作、住民へのヒアリング 他)
  • 茶話会(綿菓子、足湯)
12:00
昼食休憩
  • 工学院大学生帰着
16:00
活動終了、銭湯へ移動
17:30
現地の銭湯で入浴
  • スーパー銭湯極楽湯 名取店(名取市田高字原463、TEL022-383-1126)
19:00
銭湯を出発
19:30
名取市仮設住宅で備品積み込み、バスにて神戸へ。 【1・2号車】
途中SAにて2、3時間おきに休憩
―バス車中泊―

9月2日(金)

8:00
KAC帰着 学生、備品等のおろし(支援室)
9:00
事後研修会(151K教室)
11:30
解散

参加者

神戸学院大学 19名

学生12名
一般申込み7名、総合リハビリテーション学部3名、防災・社会貢献ユニット2名
卒業生、NGO4名
 
引率者2名
石田賀奈子(総合リハビリテーション学部 講師)
寺田金十(キャリアセンター 職員)
現地派遣者1名
四宮千佳子(TKK学び合い連携センター スタッフ)

兵庫医療大学 8名

学生7名
 
引率者1名
賀屋 光晴(共通教育センター 講師)

活動詳細

8月29日(月)事前研修会

  • ガイドブックに沿って、活動や被災地での心構え、活動の注意点、具体的な活動の情報提供
  • 現地派遣者からの仮設住宅や集会場(活動拠点)の情報提供
  • チームワークづくりについては、他大学(兵庫医療大学生)の参加もあり、互いを知りあうためのワークショップ「好きなもの、嫌いなもの」を取り入れた
  • リーダー(ユニット生から1名)、サブリーダー(人文学部生から2名)を選任
  • 事前研修後、備品の点検、バスへの積み込みを学生、引率者の協働で実施。学生のチームワークを試す、最初の活動である
  • その後、宮城県へ向けて出発

8月30日(火)

名取班:木工プロジェクト(名取市仮設住宅 箱塚屋敷)

  • 165世帯、約430名の方が居住されている
  • 集団移転ではなく、様々な地域から集まってできた団地
  • 自治があり、集会所も活発に活用されている
  • 翌日24日に本学が実施する茶話会のチラシを南境第1〜6団地に配布した(約250戸)
  • 事前打ち合わせの際にニーズとしてあがった共用ベンチ10台の制作、収納棚の試作を木工プロジェクトとして実施
  • 同時に、要望調査も実施
  • 本学の方針として、学生がすべてをするのではなく、住民の方と共に活動をしていきたいという考えのもと活動している。そのため、通りかかる方には積極的に声掛けを行った
  • 人通りのある場所で制作していたため、多くの方が立ち寄ってくださり、生活の話や要望について聞かせてくださった。また、工具を手に取り一緒に作ってくださった方もいる

石巻班:茶話会、リハビリ体操、要望調査、綿菓子(石巻市仮設住宅 南境団地)

  • 約250世帯、約460名の方が居住されている
  • 集団移転ではなく、様々な地域から集まってできた団地
  • 自治はなく、集会所は今回初めて利用された
  • 第2、4、5団地に集会所があり、3箇所に分かれて活動(お茶会、要望調査、ヨーヨー釣り、輪投げ、綿菓子)を行った
  • 前回バス(8月22日分)の時にお茶会に参加してくださった方の再訪あり。交流の場を求めておられるようであった
  • お茶会参加者のお話から、住民相互の交流ニーズが読み取れた。現在の課題であるとともに、今後の活動展開の可能性を感じた

活動終了後の振り返り

  • 入浴後、リーダー・サブリーダー・活動リーダー・引率で、翌日活動内容について打ち合わせをし、方針を確定した
  • リーダー会議終了後、全員で初日の振り返りを行った。活動内容ごとに班に分かれ、活動内容の共有、気づき・感想、被災者の方から聞いたこと、困ったこと、明日への抱負などを共有した
  • 翌日活動のグループ分け、段取り確認を行った

8月31日(水)

木工プロジェクト班:

  • 前日の作業の続きを行った
  • 作成したベンチを用いて、臨時ほっとステーションを設置。足湯、マッサージなどを行いながらお話を伺った
  • 住民の方からのニーズをきちんと聞き取るために専用の聞き取り用紙を作成し、要望等の調査を行った
  • 住民の方のニーズとして、踏み台兼腰掛けが多く挙げられた。端材を用いて試作した
  • 未就園の子どもを持つ保護者同士の交流が少なく、2・3の出会った保護者の方は、情報交換をする機会や交流の場を求めておられるようであった。今回、ベンチを試用していただくときに交流の機会を提供することができた
  • この日の活動は名取市仮設住宅ブログ「仮設住宅の日々」(名取市仮設住宅管理室)に掲載された
    http://natorishikasetsu.blog.fc2.com/

ロボットプロジェクト班:

  • 約30世帯の方が居住されている。団地併設の談話室にて実施した
  • これまで美田園第3団地にて子ども支援を行っている公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンからの協力依頼に基づき、「すもうロボット制作+すもう大会」を企画した
  • TKK3大学連携プロジェクトの連携校である工学院大学機械システム工学科、情報通信工学科の学生5名に協力していただき、制作・大会を実施。東北福祉大学の学生4名、本学学生4名もサポートに入った
  • すもうロボット制作に加え、工学院大学学生が制作した小型ロボットに触れるブースを設けた
  • 約20名の子ども達が参加した。もともとロボットが好きな子が多く、興奮しながら制作する姿が印象的であった

活動終了後の振り返り

  • 入浴後、リーダー・サブリーダー・活動リーダー・引率で、翌日活動内容について打ち合わせをし、方針を確定した
  • リーダー会議終了後、全員で2日目の振り返りを行った。活動内容ごとに班に分かれ、活動内容の共有、気づき・感想、被災者の方から聞いたこと、困ったこと、明日への抱負などを共有した
  • 翌日活動のグループ分け、段取り確認を行った

9月1日(木)木工プロジェクト、茶話会、子どもと遊ぶ、綿菓子(名取市 箱塚屋敷)

  • 前日の作業の続きを行った
  • 集会所内では、茶話会、綿菓子、子どもと遊ぶ活動を実施した
  • 共用ベンチの設置場所は、住民の方々のインタビューに基づいて自治会へ提案し、設置した。設置場所に近いところにお住まいの住民の方々には設置趣旨の説明をし、同意していただいた。また設置のお知らせを作成し、掲示板にて告知した
  • 住民の方のニーズとして表札作り・掲示が挙げられた。どこに誰が住んでいるのかを知りたい、そして知ることによって声を掛けやすくなるという希望によるもの。この日、学生がどのような表札作りが可能かワークショップ形式で議論し、試作品を制作し、自治会の方々へご意見を伺った。この表札企画「表札を一緒に作ろう!」は、次週8日からのボランティアバスで実施することとなった

9月2日(金)事後研修会、活動振り返り

参加学生ひとりひとりから感じたこと、意見等を言葉にしてもらった。以下は学生コメントの抜粋である

  • いろんな感情や思いが錯綜している。自分の中で、ゆっくりと消化していきたい
  • 毎日が早くて、とても充実していた。被災者の方が話をしてくれて嬉しい。また、仲間からの刺激がたくさんあった
  • 参加にあたっては個人的な思いがあった。今は参加して本当によかったと思っている。自分がやっていることが本当に役立っているのか不安だったのに、被災者から感謝をいただいて…(泣、言葉出ず)
  • 被災者の話を聞いて、将来の展望は見えないが、でも今を大切にしたい
  • 今回、三回目の参加であった。支援の仕方が変わってきていると感じた。自分でも、今後の支援を考えていきたい
  • 今回はチームとして活動ができたと感じる。リーダー、サブリーダー、そして活動リーダーに感謝したい
  • 仮設住宅の皆さんは元気で、支援するこちらが、逆に元気をもらった
  • 個人的にはもっと被災者と話をすべきだった。今後は積極的に話をしていきたい
  • ずっと緊張していた。いま、ようやくホッとできている。仮設住宅からバスが出るときに、おばあちゃんたちが見えなくなるまでずっと手をふってくれていた。人とのつながりは、本当に大切であると感じた。そこには、愛、やさしさ、あたたかさがあった。(泣 … )
  • 自分から、「こうしたらよい」と考え、積極的に動けた。今、いろんな思いがあり、言葉にすることは難しい
  • 被災者からもらったパワーを、次回の活動にいかしていきたい
  • メンバーに感謝している。ボランティアはひとりでできるものではない。チームワークがあって、自分も頑張ろうと思えた。「誰かを助ける」って、とても大切なこと。日常生活の中でも、助け合いたい。「ありがとう」と思いあうこと…。(泣…)いろんな思いがあって言葉にならない
  • 今回、工学院大学のプロジェクトで子どもと関わることができた。仮設には、子どもがたさんいる。支援していきたい。
  • 自然災害に負けない力強さを感じた。人の力はすごいな、と感じた
  • 4日前には、名前も顔も知らない同士が、今は仲間になっている。皆と活動ができてよかった
  • 仮設のおばあさんに「また来てね」と言われた。将来、このような関係を築ける仕事につきたいと思った
  • (兵庫医療大学生)今後も神戸学院大学生と一緒に活動をしていきたい
  • 僕は卒業生で、いま、ニートのような生活をしている。被災者の方から「ご苦労さま」と声をかけられて、自分の苦労なんてたいしたことがないのに、と思った
  • 自分はこの冬から人を助ける仕事に就くが、この経験を活かしていきたい
  • 人には「つながり」が大切。「つながり」は作っていくもの、そのつなぎ、橋渡しを僕らはしているのではないかと思う。今回のメンバーはみんな個性的でキラキラしていた
  • 今回、リーダーとして参加した。皆さんお疲れ様でした。リーダーとして、全体を見渡せてなかったり、適切な指示が出せなかったり悩んだ。その中で、皆が一生懸命に動いてくれて助けられた。できたことをのばし、できなかったことを改善して、今後の人生に活かしていきたい。
    僕たちに何ができるのだろう。被災者の苦労を思うと考えてしまう。でも、あのとき、被災者の方が笑顔でおられたあの一瞬は幸せだったのだ、と思いたい

引率:

  • 誰かのお子さんを預かっているという重責。でも、今はホッとしている。今回は、ひとり、少人数の誰かがひっぱるのではなくて、みんなが100点だったと思う。卒業生も、ユニット生も、相手を思いやり、一歩ひいてみんなの自発性を尊重していた。「やり残し」がない気がしている。学生が自分で気付いて、動いてくれた。自分で考えて応えてくれた。「つながり」とは抽象的なものではなく、誰かと誰かがつながること、そんな関係を積み重ねていくように、今後も頑張ってほしい
  • 皆、能動的に動いていた。活動が役にたっているのか、もう少し何かできたのではとの意見もあったが、マイナス面を考えるのではなくプラスに考え、この体験に自信をもって、今後の学生生活・社会人生活に活かしてほしい
  • 学生から、報連相(報告・連絡・相談)があった。引率者はそれにどう応じるか。やりやすかった。いかに機会にのるか。失敗しても、必要な経験である。これからも、積極的に頑張ってほしい

以上

ページトップへ