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学際教育機構「防災・社会貢献ユニット」の発足によせて
-平成17年度文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」採択事業-
神戸学院大学 学長 眞弓 忠範
本学は阪神・淡路大震災10周年事業として、学生主導のもとに大学を挙げて震災体験ワークショップ、震災10周年シンポジウム、追悼コンサート、追悼写真展などを催しました。また、1月17日には犠牲となられた教員・中国人留学生のご遺族をお招きして追悼式典を行いました。
想えば、人と人のつながりがいかに尊いものであるかを、改めて気付かせてくれたのが震災でありました。この震災を機に、我が国におけるボランティア活動が初めて定着し、全国的な広がりを見せ、NPO法の制定にもつながりました。市民が参加する新しい社会の枠組みが芽生えてきたのも神戸からの発信です。
本学も1万有余の学生の命を預かっています。災害発生時にこれら若者の安全をいかに確保するかは、本学に課せられた大きな課題であります。と同時に、災害発生時に若者が有するパワーをいかに結集し、地域社会への貢献に資するかも大学の大きな使命であります。現にこの10年間、本学の教職員、学生のボランティア活動を通じた社会貢献の活発さは特筆すべきものがあります。神戸に位置し、震源地に最も近い大学として、震災の被害をまともに被った本学であるからこそ、他大学にはない想いと特色を持った教育を本格的にたちあげ、学部横断型専門教育を行なう学際教育機構を新たに設立し「防災・社会貢献ユニット」のカリキュラムの中で人材育成を図る決意を致しました。この教育内容を文部科学省の平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」に申請しましたところ、このたび幸いにも国公私学の数多い応募の中から特別に認められ採択されました。
本学は「地域とともに学び、世界にはばたく」ことをモットーとした教育を全学的に展開していますが、その一環としての「防災・社会貢献」教育を、文部科学省からもバックアップされた形で平成18年4月から発足致します。
「地域とともに学ぶ」カリキュラムの中で、本学と地域全体が相互に情報や知識を共有し、災害・犯罪などの危機に対する意識や専門性を高めあうこと自体が、「安心で安全な街づくり」すなわち地域活性化につながる事を確信しています。この様な、地域と大学が融合した新たな地域コミュニティーから発信される国内・国外への支援・協力活動の活発化が、さらなる地域結束の強化と活性化に導かれる事を期待し、これまで以上に大学を挙げて推進してまいります。
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